シジュウカラの鳴き声を聞きながら沼の周りを2周しました。

takuzemi2010-03-23

 朝の起き抜けの時間は清水徹著『ヴァレリー 知性と感性の相克』(岩波新書)を読み始めました。清水氏はヴァレリーに与えられた「知性のひと」というレッテルが余りに広がり過ぎたのだと指摘します。そのために「感性のひと」としてのヴァレリーの一面が見過ごされてきてしまったのだと言うのですね。この本はヴァレリーの生涯における四つの恋を通して「知性のひと」の内奥に「感性のひと」の存在を探ろうという伝記的な評論の試みのようです。前半の二つめの恋のエピソードまで読み進めて読書を中断しました。
 別所沼までランニングに出掛けることにしました。今朝はまた気温が下がってしまいました。「花と緑の散歩道」の桜も開花の一歩手前で足踏みをしている様子です。
 散歩道では「散歩道のご隠居」ことOさんにお会いしました。ベンチに並んで座って、30分ほども四方山話を楽しみました。Oさんは4月には白内障の手術をする予定だそうです。「眼が良くなったらまた本が読める」と嬉しそうな声で言います。
 別所沼まで移動してストレッチングや準備運動を済ませました。ゆっくりと走り始めたのですが余り調子が出ません。シジュウカラの鳴き声を聞きながら沼の周りを2周しました。今日は往復の散歩道も含めて4000mというところです。いつものようにスーパーマーケットに寄って帰宅しました。