イージーゴーイングで一日を過ごすことにしました。

takuzemi2010-03-26

 風邪の症状が続いています。喉は痛む、頭はふらふらする、咳は出る、節々は痛むという状態です。無理はせずに、イージーゴーイングで一日を過ごすことにしました。朝の起き抜けの時間は、布団の中で三島由紀夫の『サド侯爵夫人』(新潮文庫)などを読みました。(たいぶ昔ですが舞台で観た記憶もあります。)
 若草書房の「村上春樹スタディーズ」のシリーズの2冊、『1Q84 STUDIES』のBook 1とBook 2も引っ張りだして読んでみました。村上春樹の作品が大嫌いで、読むのも嫌だという評者が『1Q84』についてあれこれと書いているのですが、余り面白くもありません。
 ある大学の先生が『1Q84』の商品としての売り込み方を皮肉たっぷりに分析しているのです。発売前に内容に関する情報を一切シャットアウトして、読者の飢餓感を煽ったというのが分析の骨子です。けれども、そんなマーケッティングの操作だけで、あの大ベストセラーが生れたわけではないことは明らかです。『1Q84』Book 3の発表を待たずに発売された『1Q84 STUDIES』のBook 1とBook 2も「売り込み方」を意識して出版されたとしか思えません。
 風邪気味で、できれば昼食は汁物をいただきたいという感じです。「うどん」は糖質制限食としては御法度です。今日も家人にワンタンを作っていただき、美味しく食べました。このところ昼食時に多少の糖質を摂取してしまう場合が多くなりました。イージーゴーイングになっているのでしょう。家人からの苦言も耳に痛く感じます。ストイシズムを復活させましょう。