歯科医院でこんな体験が出来るとは驚きです。

 午後の2時半に歯科医院の予約が入っていると思い込んでいました。予約券を確認してみたら、正しくは午後の4時半からの予約でした。けだるい時間帯です。待ち時間に先ずは加藤和彦の『うたかたのオペラ』を聴いてみることにしました。「うたかたのオペラ」「ルムバ・アメリカン」「ラジオ・キャバレー」「ケスラー博士の忙しい週末」「50年目の旋律」などなど私にとっては懐かしい歌ばかりです。乗りも良くて昔を思い出しました。
 続けて先輩のT先生にいただいたレオ・フェレの『アラゴンを歌う』というCDも聴いてみました。アラゴンの詩にメロディーを付けて端正なフランス語で朗々と歌い上げています。大島博光訳『アラゴン詩集』(角川書店)やクロード・ロワ編、金子光晴訳『アラゴン詩集』(創元社)なども引っ張り出して、訳文を探しながら聴いてみました。
 午後の4時半からは南浦和のK歯科に出掛けました。今日は3段式の治療となりました。先ずは歯根の専門の先生に根管の治療をお願いしました。次は整体の専門の先生に全身のバランスの歪みをチェックしていただきました。こちらの先生は釜池豊秋先生や江部康二先生の「糖質制限食」理論を良くご存じです。釜池先生の頭に赤いバンダナを巻いたスタイルも研究会で目撃したことがあると言います。ちょっと驚きました。最後には足の専門家の先生に私の両足と靴とを点検してもらいました。私はどうやら右足の力が弱いらしいのですね。その分、左足が頑張ってしまう。そのために無理が重なって、左足に魚の目が出来るのだそうです。それにしても歯科医院でこんな体験が出来るとは驚きです。(それにしても大変な冷え込みでした。駅前広場の夕方も寒さのためか青く染まって見えるような気がしました。)