10時40分からは久し振りの「ランボー読書会」です。

takuzemi2010-04-09

 今日も厚手の背広にするか、薄手の背広にするかで迷うような朝でした。結局、厚手の背広を選んで、薄手のコートを羽織って家を出ました。元荒川沿いの桜並木も日持ちが良いのに感心してしまいます。今日も地元の人々が並木を散歩しながら、満開の桜を楽しんでいる様子でした。
 10時40分からは久し振りの「ランボー読書会」です。相棒のFさんとブリュネルのランボー研究書のテクストをゆっくりと読み進めました。『地獄の季節』の「錯乱?」に出てくる「おお! るりぢしゃに懸想して、旅籠の共同便所に良い痴れている羽虫、そいつも一条の光に溶けてしまいのだ!」(宇佐美斉訳)などという部分にランボーの自己縮小のイメージを読み取って楽しみました。このテクストにはモノローグの中にもう一つのモノローグを埋め込んでいくという手法が見られるというブリュネルの指摘も大変に興味深く思われました。結果として多声的な空間が創出されていくことになるのですね。
 昼休みには準備室でドイツ語のN先生とお喋りしました。私の頸椎症の話から、病気談義となってしまいました。先生も同世代ですので、すでに還暦を過ぎています。この時期を上手に乗り越えるのが、なかなか大変なのだろうという結論になりました。・・・1時過ぎには学生食堂の混雑も多少は収まります。この時間帯をねらって学食に移動しました。このところ蕎麦をいただくことが多くなりました。