5限は3年生のゼミの第1回です。635教室に移動しました。

 3年生のMさんがフランス語検定のための勉強法を教えてくれと言って研究室にやって来ました。フランス語教育振興会から送ってもらった過去問をいくつか貸しておきました。熱心な学生さんがいると教師も楽しみです。大いに勉強してください。
 大学図書館で借りてきた松本健一著『村上春樹 都市小説から世界文学へ』(第三文明社)を読了しました。松本さんの批評は村上作品の細部を細かく分析しようという手法ではありません。ご専門の日本思想史的なアプローチで村上作品の大筋を鷲掴みにしていくような印象を受けました。面白く読了しました。
 図書館まで往復しました。読了したばかりの本を返却しておきました。それから地下の閲覧室に降りて本を物色しました。川村湊村上春樹をどう読むか』(作品社)など3冊を借りて研究室に戻りました。
 5限は3年生のゼミの第1回です。635教室に移動しました。欠席ゼロという好調な滑り出しでした。冒頭ではゼミでの使用テキストについて説明してから、大まかな授業方針を学生諸君にお話ししました。後半の時間で学生諸君に自己紹介をしてもらいました。
 日が伸びたおかげで、ゼミが終わって帰る時間になっても、まだ明るいので助かります。冬場は5限が終わると真っ暗でしたから・・・。元荒川に沿った桜並木には提灯の列が続いています。明かりがともされて幻想的な雰囲気です。「夕暮れの風がほほを撫でる」と、浅川マキの歌「少年」の一節が口を突いて出てきました。