教室に入りきれない受講生が廊下にあふれていました。

 昼休みには636教室までハンドアウトのセッティングのために移動しました。いったん研究室に戻って岩波文庫の『オイディプス王』やDVDを用意しました。再び6号館の3階に戻って驚きました。教室に入りきれない受講生が廊下にあふれていたからです。学生諸君にしばらく待っているように告げて、3号館の教育支援課まで全力疾走しました。職員のSさんに空いている大教室を探してもらいました。13号館の13101教室を使ってくれとのことです。6号館に戻って学生諸君に13号館に移動するように告げました。
 13101教室は教室と言うよりも大ホールのような造りになっています。授業に使うには余り使いやすくありません。AVなどのコンソールも使い勝手が悪くて苦手な教室です。でも、ぜいたくは言っていられません。ハンドアウトが足りなくなってしまった学生諸君も多いようです。(次週に追加分を用意することにしました。)ハンドアウトに沿って話を進めました。ギリシア悲劇の大筋を45分ほどで取りまとめてから、大きなスクリーンで『オイディプス王』の冒頭を30分ほど見ておきました。今日は教室移動に時間が掛かってしまったため、ここまででお仕舞いにしました。
 「演劇論」のどたばたで草臥れてしまいました。4年のゼミは少々お疲れモードです。若林幹夫氏の「漱石のリアル」を『ちくま評論選』の中から選んで呼んでみました。
 昨年までゼミは3年も4年も5限に設定していました。今年は4年のゼミだけは4限に繰り上げてみました。やはり、楽ですね。早めに仕事が終わって、早めに帰れるという気分も悪くありません。