村上春樹さんの『1Q84』Book 3を読みました。

takuzemi2010-04-18

 朝の起き抜けの時間から村上春樹さんの『1Q84』Book 3を読みました。昨日もオリエンテーリングの待ち時間などを利用して何とか前半を読了しています。今日はBook 3の後半を攻略しようという魂胆です。
 Book 1とBook 2が青豆の章と天吾の章でパラレルになっていたのは誰でも知っています。Book 3では何とあの濃いキャラクターの牛河が青豆と天吾の間に割って入ってきます。つまり「牛河」「青豆」「天吾」の順でワルツ形式の繰り返しで物語が進行するのですね。この「牛河」の章がなかなか良いのです。牛河の外見の醜さが哀れさに通じるあたりになかなか共感しました。
 午前中は家人や子供たちが賑やかにお喋りを楽しんでいました。テレビも掛けっぱなしです。私は居間のロッキングチェアに座って『1Q84』Book 3を読み続けました。時々、我が家の賑やかさが恨めしくなります。
 それでも昼には家人が美味しい昼食を用意してくれました。かき揚げの入った十割蕎麦です。実を言うと昨日の寒さがたたってか、朝から頭痛が続いていたのでした。暖かな蕎麦をいただいたら、頭の痛いのもどこかに消え失せてしまいました。
 しばらくテレビのニュースを見ました。中国の地震普天間の米軍基地の移設問題・・・などなど、月が一つしかないこちら側の世界も実は混迷を深めつつあるような気がします。