朝から真面目に教材研究と取り組んでいます。

takuzemi2010-05-08

 土曜日です。朝から真面目に教材研究と取り組んでいます。先ずはこの春から担当している「演劇論?」の授業のための仕込みの作業に着手しました。肝心の作品を読み込んでおく必要があります。今日はアイスキュロスの<<オレステイア>>三部作の勉強です。
 手元にあるテキストは書物ではありません。Web上の電子テキストのサイト「グーテンベルグ21」で購入したテキストファイルです。内山敬二郎訳『アイスキュロス全作品集』(945円)です。サイトの指示に従って、カードで決済を済ませると、テキストファイルをダウンロードすることができるというシステムです。このテキストファイルを読書用のソフトである「窓の中の物語」で書物のように表示しながら読むという段取りです。
 結構、読むのに時間が掛かります。<<オレステイア>>三部作の第一部『アガメムノン』を読み終わったところで、昼食の時間になってしまいました。家人が実家に里帰りしているので、昼食は自分で調達しなければなりません。近くのスーパーまで往復しました。今日は日頃の「糖質制限食」の立場からは御法度となる昼食となってしまいました。
 食事を済ませてから再び読書を続けました。<<オレステイア>>三部作の第二部『灌奠(かんてん)を運ぶ女たち』を読了しました。父王アガメムノンを殺した母クリュタイメストラとその愛人のアイギストスを息子のオレステスが仇討ちするという部分です。それにしても血で血を洗う呪われた一族ではあります。(「灌奠」という単語が分からないので、Webで調べてみました。英語のlibationに当たる単語で「献酒」とも訳されるそうです。ブドウ酒を神への捧げ物として地面に注ぐことだと分かりました。)