DOSの世界は私にとって「楽しい苦行」の連続でした。

 200LXを弄って楽しんでいたら、先年ガンのために亡くなったK先生のことを思い出したものです。入試の担当の委員を一緒にやっていた頃の思い出です。K先生は小さなコンピュータが大好きでした。THINK PAD 220や黒い筐体のHEWLETT PACKARD 100LXなどを誰よりも先に使いこなしていたのです。
 入試部室で長い長い待ち時間を過ごす合間に先生からコンピュータ自慢を聞くのが何とも楽しみだったのです。そして、内心思いました。「ぼくもそのうちTHINK PAD 220やHEWLETT PACKARD 100LXを手に入れるぞ」と・・・。
 Windows誕生以前の古いコンピュータです。OSはDOSでした。願いが叶ってTP220も200LXもその後に手に入れました。けれども、DOSの世界は私にとって「楽しい苦行」の連続でした。何しろコマンドラインからコマンドを打ち込んで、コンピュータを操作しなければなりません。このコマンドを覚えるのは呪術を覚えるようなものでした。コンピュータを制御するためのコマンドを寄せ集めたファイルである「CONFIG.SYS」と「AUTOEXEC.BAT」を書き換えるために膨大な時間を費やしたと言えます。
 12時30分からは南浦和のK歯科まで出掛けました。今日も歯根の治療を続けていただきました。K歯科のスタッフのみなさんは実にチームワークに慣れているようです。スタッフの一人一人が自分の得意技を必要な時に提供してくれるのが感じられます。(写真は「ぱうフォント」を組み込んだHP200LXの画面です。長い間、私の愛機として活躍してくれました。)