3限は13101教室で「演劇論」の講義をしました。

 午後1時からの3限は13101教室で「演劇論」の講義をしました。「週刊朝日百科 世界の文学」の大橋洋一先生の記述をハンドアウトに利用させていただいています。シェイクスピアの四大悲劇を中心に語りました。「世界の関節が外れる」という状況を通して人間の普遍的な運命を語る悲劇を学びました。
 この教室では教材提示機に小さな手書きのメモを載せて拡大すると大スクリーンに映し出すことができます。黒板のない大ホールのような教室ですので、この方が授業がやりやすいようです。教材提示機に載せる「看板」も工夫すれば面白いかも知れません。最後に教室を暗くしてローレンス・オリヴィエの『ハムレット』を末尾の部分だけ見ておきました。
 4限の4年生のゼミはこのところ集まりが良くありません。0さん、H君と石原千秋氏の「秘伝 人生論的論文執筆法」を読んでみました。雑誌「ユリイカ」(2004年3月号)に掲載された文章です。レポートや論文を執筆する際の基本の基本が分かりやすく語られています。(ただし、「小説に作家はいらない」では困るという話しは学生諸君に伝えておきました。)残りの時間で点描の画家スーラの作品を紹介するDVDを見ておきました。来週からはゼミ生のH君とO君が教育実習に出掛ける予定です。しばらく就職活動はお休みですね。
 研究室で明日の基礎研究のテキストを少々見てから帰路に着きました。風が強くなってきたようです。元荒川の上に架かる出津橋には小さな鯉のぼりが並んでいます。今日は勢い良く空中を泳いでいる姿が印象的でした。(写真は出津橋の鯉のぼりの風景です。)