夜にはシェイクスピアの『ベニスの商人』を再読しました。

 早めに学生食堂に移動して昼食を済ませました。食事を済ませて食堂を出たら雨が降り始めていました。研究室に戻って教材研究の時間を持ちました。
 英文科の学生のM君が研究室にやって来ました。大学の奨学金を申請するための推薦文を書いて欲しいと言うのです。「アイデアノート」にメモを取りながら、15分ほど面談をしました。読書好きでアメリカ映画に強い関心を抱いているということです。大変に真面目な学生さんです。
 M君が退出してから推薦文を申請書に書き込みました。さっそく学習支援課まで提出に行きました。担当の職員のOさんに「ぜひともよろしくお願いいたします」と伝えておきました。
 午後は学科の会議、教授会と二つの会議が続きました。学科の会議では6月6日に行われる「父母と教職員の会 一日大学」の打ち合わせなどを中心に議事が進められました。教授会の方は盛り沢山の議事でとても書き切れません。
 夜にはシェイクスピア 福田恆存訳『ベニスの商人』(新潮文庫)を再読しました。婿選びのための金・銀・鉛の三つの箱のエピソード、指輪の取り違えのエピソード、人間の胸肉を切り取ろうというエピソードなど観客のはらはらする気持ちを盛り上げるための装置が巧みに配置されています。男装したポーシャがシャイロックを理詰めで問い詰めていく場面の迫力がやはり圧巻ですね。シャイロックが気の毒になってしまいました。