Fさんの研究授業の時間が近づいてきました。

 大谷口中学校は浦和の駅からバスで10分ほどの距離です。稲荷越バス停で下車すると徒歩2分という近場です。来意を告げて校長室で校長先生にご挨拶を済ませました。しばらく雑談を楽しんでいるうちにFさんの研究授業の時間が近づいてきました。授業の行われる教室に移動しました。
 Fさんは最初に「確認プリント」を配布して前回の重要表現の復習から授業を始めました。プリントにはFさんの自筆のイラストなども描かれていて楽しいものに仕上がっています。卓球の福原愛さんのフリップを生徒さんたちに見せながら「彼女の名前は?」「彼女は何の選手?」「彼女の年齢は?」などなどの質問と応答を生みだしていく手法もなかなかのものでした。イースター島のモアイに付いてのテクストの読み込みも楽しいものでした。
 昼休みにはFさんとKさんの昼食に付き合って図書館で過ごしました。午後はKさんの研究授業です。前向きに並んでいる生徒たちの机と椅子を90度ずつ移動させて、対面にペアで座らせてから互いに「質問−応答」をさせるなどゲーム的な要素を組み込んだ授業展開です。この間、教室は大変に賑やかになります。プリントを配布するタイミングもなかなかのものでした。お二人とも声の通りも良く、板書も上手で、フリップも見やすいものでした。指導教官の先生方、校長先生に挨拶をして帰路に着きました。(帰りのバスの中で読み始めた『麗しのオルタンス』がなかなか面白そうです。)