5限の3年ゼミは全員集合となりました。

 昼休みには3年ゼミ生のNさんが研究室にやって来ました。メールが届かなかったかと心配して、ゼミ資料の入ったUSBメモリーを持ってきてくれたのでした。幸い資料はすでに印刷済みです。しばらくお喋りをしてから、私は図書館へと移動しました。
 ある必要があって文献探索の時間を40分間ほど持ちました。3冊ほどの本を借りて研究室に持ち帰りました。スキャニング(探索読み)で重点的に必要な部分を読み取り、付箋紙を立てておきました。準備室のコピー機を借りて付箋を立てた部分のコピーを取って一仕事を終えました。
 午後の2時過ぎには雨が降ってきました。傘を差して再び図書館に移動しました。もうしばらく追加の資料漁りを続けようという魂胆です。一時間ほど書架の間をさまよいました。けれども「収穫逓減の法則」が働くのでしょうか。残念ながら余り面白い文献は見当たりませんでした。
 5限の3年ゼミは全員集合となりました。今日もマリーズ・ブリュモンの『星の王子さま』を分析したテクストを読み進めました。今日は王子が「星巡り」の旅の途上で出会う大人たちが、王子に一つの真実(大切なもの)を気付かせるための「補助者」としての機能を果たしているという部分を読み進めました。反面教師ですね。物語を分析するための方法として、グレマスの「行為者モデル」なども紹介されています。この点に関しては大塚英志氏のテクストを補助的な資料として配布して読んでおきました。