コーラスのグループが美しいハーモニーを響かせています。

 昼休みの間に3限の「演劇論2」のハンドアウトと出席表をセットするために13101教室まで移動しました。キャンパスではコーラスのグループが美しいハーモニーを響かせています。しばし立ち止まって聞き入ってしまいます。
 1時からは「演劇論2」の講義です。今日はエリザベス女王ルイ14世といった絶対王政の君主たちが演技者としての側面を持った存在だったというテーマで話しを進めました。彼らは政治的身体と自然的身体という二重の身体を持った存在だったのですね。最後にブノワ・マジメルルイ14世を演じている『王は踊る』を学生諸君に見てもらって政治と演劇との関わりを実感してもらうつもりでした。ところがDVDを見始めたら日本語の字幕が出てきません。調整しようと思ったらDVDのコントローラーを教務課から借りてこなかったことに気づきました。「活弁」の代役を演じながら映画を見ましたが、完成度の低い幕切れになってしまいました。
 4限の4年のゼミは相変わらず集まりの悪い状態が続いています。今回は輪読ではなく、ビデオ鑑賞の時間としてみました。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で放映された宮崎駿さんの『崖の上のポニョ』のメイキングのビデオを見てみたのです。一仕事を成し遂げるまでの創作家の産みの苦しみがひしひしと見る者に伝わってくる映像です。・・・教育実習から帰ったO君には実習の現場での感想を報告してもらいました。(写真は元荒川の風景です。川沿いのベンチに腰掛けて茫洋とする時間を持つのも良いものです。)