アカメヤナギも黙りこくっている様子でした。

 学生諸君が作っている「挑戦活性化型フリーペーパー 伊乃兵衛(Innovee)」を3号館の1階から貰ってきました。一仕事を切り上げて開いてみたら、ドイツからの留学生のP君や中国文学科4年生のI君などの活躍が紹介されています。P君は英文科の新入生歓迎のイベントで色々と手伝ってもらった人です。I君も私の授業に熱心に参加してくれている真面目な学生です。「伊乃兵衛」には地域と文教大学との新しい関係を築いていこうという強い意気込みが感じられます。一服の清涼剤という感じでした。
 午後も頑張って「文学」のレポートを読み続けました。さすがに一日レポートを読み続けていると草臥れてきます。研究室のクーラーも点けたままなので、冷房のためか身体の節々が痛むような気がします。時々休みを入れて茫洋とする時間を持ちました。雨もすっかり上がって、窓の外はまた猛暑がぶり返しているようです。
 レポート読みを切り上げて、ラルフ・イーザウ著『暁の円卓』を少々読んで過ごしました。全9巻からなる長大な冒険物語です。ただいま第3巻を読んでいるところです。結構重い本なのですが、面白くて止められません。今日は自宅まで持ち帰ることにしました。(週末に自宅で作業できるかどうか自信がないのですが、「演劇論」のレポートも持ち帰ることにしました。手提げのバックが一杯になってしまいました。)
 夕方には早めに帰路に着きました。冷房の効いた3号館を出ると、外は猛烈な暑さです。元荒川の河川敷も出津橋のたもとのアカメヤナギも黙りこくっている様子でした。