「一万分の一秒の放心」という言葉を思い出しました。

takuzemi2010-08-04

 白い雲が群れをなして大空を流れて行きます。朝方の起き抜けの時間にベランダの窓を開け放ち、ロッキングチェアに凭れていると何とも良い気分です。流れていくのは雲の方なのか、それとも私の方なのかと思ってしまいます。揺れているうちにジャン・グルニエの言う「一万分の一秒の放心」という言葉を思い出しました。魂が空に飲み込まれてしまう瞬間のことですね。
 午前中は仕事が捗りません。出来たことはシラバスの手直しだけでした。ワードでプリントアウトした草案に赤ペンで修正を加えていくだけの単調な作業です。小さな文言がどうしてもしっくり来ないような気がします。どう書き換えようかと腕組みをして考え込んでしまいます。何とか一仕事を片付けました。
 昼食用の食品を調達するために駅前のスーパーまで出掛けました。先ずは地下の貯蔵室にゴミを捨ててから、地下駐車場のエレベーター経由で地上に出ます。駅前の書店を覗いて、スーパーに回って買い物を済ませ、新聞を取って帰宅するというお決まりのコースです。新聞にざっと目を通して一工程が終わりです。
 携帯電話が青い光を発しています。見れば友人の胡風さんからの不在着信が有ったとのことです。隣の部屋に携帯電話を置いていて気付かなかったのでした。さっそく窓際に移動して胡風さんに電話してみました。(私のマンションは電波の状態が良くなくて、時々携帯が繋がりにくくなります。)胡風さんは私にメールを送ったのに返事が来ないので心配してくれた様子です。秋の仲間たちとの旅行のことを少々打ち合わせました。