『マルセルのお城』の続編が放映されると知って驚きました。

 TV5の番組表を見ていたら、マルセル・パニョール原作の『マルセルの夏』と『マルセルのお城』の続編が放映されると知って驚きました。しかも日本語の字幕付きです。フランス語の題名は『秘密の時、恋の時』とでも訳すのでしょうか。夕方の時間にノートパソコンを起動して、イヤホーンで音声を聞きながら見てみました。
 高校生となったマルセルが悪友のラニョと交流する姿が描かれます。前作『マルセルのお城』の前半で出てきた小さなお姫様・イザベルが貧しくなって再登場します。父親は病気となり、母親はバイオリンを教えているのだが、家計は苦しいらしいのですね。イザベルが「すべてが変わってしまったわ」と呟くシーンが印象的です。
 思春期のマルセルの前にはクレマンチーヌという娘も現れます。この娘とデートしているところをマルセルの父親に目撃されてしまうなどというエピソードもありました。父親は最後に教育功労賞を受賞することになります。
 やはり、イヴ・ロベール監督の『マルセルの夏』と『マルセルのお城』の完成度が高過ぎます。この映画は前二作と比較されてしまうという気の毒な前提があるのですね。父も母もマルセルも別の役者さんを配しての映画作りですから不利な戦いです。それでも、けっこう楽しく見ることができました。
 FMV−830MG/Sでフランス語の特殊文字を打ち込む用意が済んでいないのを思い出しました。WZeditorにeuroeditという専用のマクロを組み込みました。EmEditor freeもダウンロードしてセットしておきました。これでフランス語を打ち込む環境もばっちりです。(マンションの一角に不思議なキャラクターがいます。)