関心の向くままに「つまみ食い」して読んでいるのです。

takuzemi2010-08-09

 久し振りに涼しい朝となりました。子供たちも仕事に出掛け、家人も今日は仕事に出掛け、午前中は居間には私独りだけとなりました。本来なら仕事が捗って当たり前の状況です。ところが、なかなか思うように勉強が捗りません。ついつい、息子が置いていった漫画本を無断借用して読んでしまいました。石黒正数さんという方の『響子と父さん』(徳間書店)です。「イラストレーターの姉と行方不明の妹とちょっと困った父親の物語」と帯には印刷してあります。なかなか面白い作品でした。
 漫画本で息抜きをしてから、読書に取り掛かりました。稲田三吉先生の『アラゴン研究』(白水社)やピエール・デクスの『アラゴン』(原書)、そしてアラゴンの『冒頭の一句』をどを並行して読み進めました。色々と関心の向くままに「つまみ食い」して読んでいるのです。一冊の本に集中できないところが問題かも知れません。二時間ほど作業しているうちに家人が出先から帰って来ました。
 家人と連れ立って近所のスーパーマーケットまで買い出しに出掛けました。食品やら飲み物やらを買い込んで帰宅するともう正午です。高齢者の行方不明者が大勢出ているというニュースを見ながら昼食を済ませました。(ご法度のそうめんを少々いただいてしまいました。)
 ピエール・デクスの分厚いアラゴン伝はとても簡単には読めそうもありません。フランス語の細かな活字がずらりと並んでいます。当面は面白そうなところを拾い読みするという方針でも良さそうです。昼食後も一時間ほど何冊かの本を拾い読みして過ごしました。