幸い首の骨には悪化の様子は見られないようです。

 院長先生の診察のスタイルは昨年とまったく変わっていません。快活な声で患者さんに話しかけては、聞き取った症状をリアルタイムでコンピュータに打ち込んでいきます。問診の後は患者さんの触診となります。頭を押さえたり首を曲げさせたりして、圧痛点を絞っていくのですね。
 レントゲンを4枚ほど撮っていただきました。廊下に出て再び診察待ちです。数人の患者さんたちの診察が終わった後で二度めの私の順番が回ってきました。幸い首の骨には悪化の様子は見られないようです。12kgの首の牽引を10分間行った後で、痛み止めの薬と湿布をもらって帰宅しました。
 昼食を済ませて、さっそく痛み止めの薬を飲んでおきました。この数日の間に書き留めたアラゴンについてのメモや数年前に書き留めておいた古いメモもWordに乗せてプリントアウトしておきました。少しずつデータが溜まってきているようです。
 午後は多少、首の痛みも楽になってきました。家人が友人とミュージカルを観るために外出してしまいました。一仕事を片付けるには絶好のチャンスです。午後もアラゴンの『冒頭の一句』のデータベース作りのために時間を割きました。106ページから129ページまでをスキャナーで読み取って、誤字を修正して過ごしました。テキストファイルの中に何か特殊な記号を書き込むことで、一種の「栞」のような効果を出せないものかと考えているところです。『冒頭の一句』からの抜き書きも別途作っていく予定です。