広大な鍾乳洞の光景に言葉を失いました。まるで異界の風景ですね。

 青海島から帰って再びバスに乗り、今度は秋芳洞を目指します。長旅ですので、途中で「お魚のお煎餅」の専門店に寄って一休みしました。再び走り始めると、やがて広大な秋吉台の風景が広がってきます。独特のカルスト台地の風景が目の前に現れてきます。一面の緑の草原の中に点在する石灰岩の群れが不思議な風景を形作っています。
 バスを降りて、ガイドさんの旗に従い秋芳洞を目指しました。入り口に近付くと冷気が迫ってきます。猛暑の日々をしばし忘れました。「登りコース」を選んだので、1キロほどの登攀となります。広大な鍾乳洞の光景に言葉を失いました。まるで異界の風景ですね。夢を見ているような気分で巨大な薄暗い地下の洞穴の中を彷徨いました。
 旅の最後のスポットは山口の瑠璃光寺五重の塔です。「日本三名塔のひとつで珍しい檜皮葺総檜造りの屋根を持つすっきりとした姿が特徴」と難しいことがガイドに書いてあります。これもまことに夢野中のような光景ですねえ。五重の塔を見物してから、本堂を参拝して、ベンチで一休みしました。今日の見物が終るとバスはいよいよ山口宇部空港を目指して突っ走ります。
 添乗員のAさんにはお世話になりました。拝見していて「なかなかの重労働だな」と思ってしまいました。ガイドのYさんの歴史の知識にも感心しました。お金を掛けずに歴史の勉強をしてみたいものだと思ってしまいました。
 宇部空港ではフライトまでの時間が余りありません。家人と二人で軽い食事を取ってから、チェックインを済ませました。羽田着は夜の9時10分と予定より少々遅れました。疲れ果てて武蔵浦和に帰ると11時前となっていました。(写真は秋吉台です。素晴らしい光景でした。)