エディターを利用するのが一番だと考えています。

 私は文書を作成するにはエディターを利用してテキストファイルを加工するのが一番だと考えています。重くて動作の鈍いワープロソフトなど使う気にはなれません。そこでテキストファイルの特徴であるシンプルさ、軽さ、汎用性、互換性などの利点を学生諸君には強調しました。
 次に秀丸エディターの「アウトライン解析」の設定を変えて、半角のピリオド(「.」)で始まる一行をアウトラインの目次とするようにしました。(これは学生諸君に実際に操作してもらいます。)次に「目次+本文」からなる数行のテキストを自由に書いてもらいました。目次をマウスでドラッグすると、本文も一緒に付いてくることも確認してもらいました。こうしてブロックごとに文書を移動させながら、文章の構成を練っていくという訳です。
 最後に私の「文学」の講義録のファイルと「夏目漱石抜き書き」のファイルを学生諸君に試しに操作してもらいました。いずれもアウトライン形式のテキストファイルになっているものです。
 今日は午後は学科の会議と教授会とが続きました。学科の会議ではゼミ選択のためのオリエンテーションの打ち合わせなどの具体的な詰めが続きました。教授会の方はさまざまな委員会の報告が多くて長引きました。試験の時のカンニングの問題も話題になりました。教員の目を逃れて巧妙にカンニングする学生がいる。それに対して真面目な学生は強い不公平感を抱くと言うのですね。何人もの先生方から意見が出されました。