「福音書の余白に書かれた散文」を読み進めました。

takuzemi2010-10-08

 昨日は夕方の6時から3301教室で「多文化理解コース」のゼミ紹介のオリエンテーションが行われました。お若いS先生は学会の出張で海外に出掛けています。フランス語のT先生、ドイツ語のN先生、そして私の3人でオリエンテーションを進めました。先ずは3種類の書類を配布しました。それから司会のT先生が中心となって書類に沿って説明をしました。参加者は80人ほどでした。7時にはオリエンテーションも無事に終わりました。
 今日は1限からの授業が待っています。少々寝不足の状態ですが大学に移動しました。研究室に入ってテクストを開き、今日の授業の計画を練ります。教材、教具も点検しておきます。すぐに始業のチャイムが鳴ってしまいます。テープレコーダーと教材を提げて3307教室に移動しました。
 今日は第9章の読章PAUSE LECTUREを読み上げて、第10章に入りました。途中で中休みを入れて、ゴッホ美術館のビデオを15分ほど見ました。最後に過去分詞の作り方と複合過去の作り方を復習しておきました。
 2限は「ランボー読書会」です。相棒のFさんとランボーの「福音書の余白に書かれた散文」を読み進めました。何とも不思議な文章です。福音書から出発して書かれている文章であることは間違いありません。しかし他者に由来する文章をランボーが強引にねじ曲げているという印象が強いのです。福音書という原テクストと、それを改変することによって生じた現テクストとの間のギャップが読者に強烈な違和感を抱かせるのでしょうか。