バルザックの『ゴリオ爺さん』についての講義を進めました。

 受講生250人という巨大授業を担当していると、毎年この時期にはアンケートを打たせてくれという学生諸君が現れます。卒論作成のための基礎となるデータが必要なのですね。今日は文学部英米科のSさんの他にも、飛び入りのアンケート希望の人も入って、冒頭の15分ほどをアンケートに費やしました。
 アンケートが片づいてから、バルザックの『ゴリオ爺さん』についての講義を進めました。ゴリオについて、ウジェーヌ・ド・ラスティニャックについて、そして謎の男ヴォートランについて、3人の重要な登場人物のことを解説しました。
 残りの時間で歌手のアャルル・アズナブールが主演している『ゴリオ爺さん』のDVDを見てみました。往年の大歌手アズナブールが主役のゴリオを見事に演じています。ラスティニャック役のマルク・ジディキが可愛いですね。そしてヴォートラン役のチェッキー・カリョにも存在感があります。残念だったのは643教室の環境です。暗幕のあちらこちらから光が漏れてくるのですね。スクリーンの画面が光のために見づらくなって困りました。
 研究室のコンピュータが不調に陥っています。今日はSEのSさんに見てもらうことができました。私のコンピュータのプロファイルのデータがなぜか正しく読み取ってもらえない様子です。ウインドウズ・アップデートを小まめにやってこなかったのも良くなかったようです。今夜は再起動を掛けた状態で帰宅することにしました。