降り続いた雨のために、川は大変に増水していました。

　１限からの授業が待っています。朝は６時半に起床しました。７時４５分には家を出て、大学へと向かいました。東武線の車窓からは、頂上に冠雪した富士山が遠望されました。久し振りの晴天ですので、朝の気分も爽快ですね。元荒川沿いの小道を選んで、大学まで歩きました。降り続いた雨のために、川は大変に増水していました。
　１限のフランス語のクラスでは「学園祭はどうだったの？」と学生諸君に聞いてみました。どうやら雨に降られて、残念な学園祭だったようです。・・・今日は前章の読章の残りの部分からテクストに取り組みました。半過去の時制を利用しながら、語り手が１６才の夏のバカンスを回想するというストーリーです。学生諸君を次々と当てて、一文ずつ意味を考えてもらいました。それから単純未来のお復習いを済ませました。最後に単純未来形に関する練習問題を学生諸君に考えてもらいました。
　残り時間で見たビデオは「ギュスターヴ・モロー美術館」を紹介するものです。この美術館は昨年は友人の風船さんが、今年は同じく友人の水澄子さんが訪問していて、お二人ともに絶賛していたスポットです。残念ながら私は行ったことがありません。口惜しくてたまりません。モローの描いた作品の中には「宿命の女」の系列もあります。一例として、学生諸君にはオスカー・ワイルドの『サロメ』のストーリーを紹介して、「岩波文庫で読んでごらん」と勧めておきました。