コレットの『シェリ』と『牝猫』について話しました。
木曜日の昼休みには毎週、3限の「ヨーロッパの文学」のハンドアウトをセットするために643大教室まで往復します。出席表もセットしておいて、各自でチェックするようにさせています。研究室に戻ってコレット関連の本を数冊かき集めておきました。Webを利用して調べたデータをプリントアウトしたものもあります。
昼休みの終わりごろにゼミ希望の学生が面談にきました。そのために研究室を出る時間が少しだけ遅くなりました。2分遅れぐらいで「ヨーロッパの文学」の講義に取り掛かりました。今日はコレットの『シェリ』と『牝猫』について話しました。先ずはコレットの生涯について語りました。(工藤庸子先生の文章を参照させていただきました。)
それから『シェリ』と『牝猫』の内容を紹介しました。休日に二冊の本を読み直しておいたので、今日は学生諸君に分かりやすく伝えることができました。『牝猫』の解説で工藤庸子先生が紹介しているル・クレジオの文章も読み上げてみました。(ル・クレジオの反=主知主義的な側面についても簡単に触れておきました。)
研究室に戻って、一休みしました。コンピュータが蘇生したので、France Cultureの番組も好きなだけ聴くことができます。しばらくニュースや教養番組を聴いて楽しみました。・・・早めに帰路に着きました。元荒川の向こうに夕日が沈んでいきます。壮絶なまでの落陽の光景です。しばし川岸に立ち尽くして、夕日の光景に見取れてしまいました。(『シェリ』と『牝猫』のフランス語のテクストは以下のサイトで入手できます。)