風邪をひいているゼミ生も何人かいるようです。

 空き時間を利用して、来週の「ヨーロッパの文学」では何の話しをしようかと考えてみました。今年の秋学期の「ヨーロッパの文学」ではかなり勝手気ままに、行き当たりばったりに毎回のテーマを選んでいます。言わば、今、自分が一番読み直してみたい本を選ぶということでしょうか。そんな感じで週末に一冊の、あるいは数冊の本を再読するのが習慣になってきました。一人読書会みたいなものですね。今、密かに考えているのはロートレアモンの『マルドロールの歌』を再読してみたいということです。まだ思いつきの領域を出ませんが・・・。
 Wzエディター(v.5.0)を起動して、『マルドロールの歌』の原文テキストを読み込ませてみました。色々とキーワードを検索して遊んでみようと思ったのです。ところが、欧文の特殊記号を打ち込むためのマクロが組み込まれていないのに気付きました。しばらく使っていなかったので、euroeditというマクロを組み込むのに苦労しました。(エディターの検索ボックスの中では欧文の特殊記号が書き込めないようです。エディターの「新規作成」画面上でアクセント記号付きのフランス語を書いて、検索ボックスにコピー&ペーストしています。)
 5限の3年ゼミではマリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』を読み進めました。今日はテクストに出てくる「バラ」や「キツネ」などを象徴表現として読み解く作業を学びました。急に寒くなったので、風邪をひいているゼミ生も何人かいるようです。大事にしてくださいね。(中庭のケヤキの木立の下で一休みする学生諸君も寒そうですね。)