「こんな良い天気の日に授業ですか。お気の毒ですねえ!」

takuzemi2010-11-11

 朝の起き抜けの時間帯には「ヨーロッパの文学」の古いハンドアウト集の中から「デカルトパスカル」についての記述を切り出して印刷しておきました。ついでに「レトリック」についての部分も印刷しておきました。今日の講義は配布用のハンドアウトからは逸脱してしまいそうな雲行きです。
 2限からの授業です。ゆっくりと家を出ました。薄手のコートを着てきましたが、さほどの寒さでもありません。電車の遅れもなく、順調に大学に着きました。研究室に入って教材、教具を点検しておきました。
 10時40分からのフランス語はテキストに「えすかるご」を使っています。今日は最終章の12章に入りました。文法事項は「複合過去」が中心です。まずは一般の他動詞の場合の複合過去の作り方を説明しました。次に場所の移動に関する自動詞の複合過去の作り方を説明しました。(両者は異なる助動詞を使用します。)
 過去分詞の作り方を説明してから、否定形の作り方、疑問形の作り方と話しを進めました。テキストの前の方にある例文を複合過去に書き換える練習もしてみました。残りの時間でディアローグ(対話)の部分も読み上げてしまいました。
 昼休みには643教室まで移動しました。出席表とハンドアウトをセットするためです。キャンパスに出たところで、人間科学部のT先生とお会いしました。元気な声で「良い天気ですねえ!」と声を掛けてくれます。私の抱えているハンドアウトを見て「こんな良い天気の日に授業ですか。お気の毒ですねえ!」と続けます。「本当ですねえ!」とついつい答えてしまいました。