『『星の王子さま』を学ぶ人のために』を読み終わりました。

 堀田善衛氏の『ミシェル 城館の人』(集英社)の三冊本を本棚から引っ張りだしておきました。ミシェル・ド・モンテーニュの生涯を描いた評伝です。来週の講義ではモンテーニュを語ってみようと思っています。けれども木曜日の講義までに再読する暇はとてもありそうにありません。面白そうなところを再読するのが精一杯というところでしょうか。今日は冒頭の部分を読み直してみました。堀田氏の文章には独特の粘りのようなものがあります。読んでいるうちに引き込まれてしまいます。
 5限の3年のゼミではマリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を学ぶ人のために』(社会思想社)を読み終わりました。サンテグジュペリの『星の王子さま』を素材にして、文学テクストをどう読むかという問題を分かりやすく解説している好著です。とりわけ、花、こだま、砂漠、井戸、キツネ、ヘビ・・・などの象徴的なものをどう位置づけるのかという切り口にも引き込まれました。この本のおかげで楽しいゼミ運営ができました。
 ゼミ生の諸君には秋学期最後のレポートのデータ集めに着手するように告げておきました。5限のゼミを終えてキャンパスに出ると夜が降りていました。
 越谷から南浦和に移動しました。久し振りにK歯科の予約が入っているのです。今日の治療は余り長引かずに終わりました。明日は特に予定のない土曜日が待っています。解放感を感じますね。武蔵浦和まで戻って、駅前のスーパーで「糖質ゼロ」の発泡酒を買って、駅前の横断歩道を渡りました。