キャンパスでは午後の陽光がきらめいています。

 フランス語6は「フランスへようこそ」をテクストに使っています。今日は二冊組のテクストの上巻を読み終えてしまいました。ビデオの方はずいぶんと古いものです。今日は主人公のヴァンサンとフランソワーズがサッカーの試合を観戦しにいくという章を読み上げました。次回から二冊目のテクストを読み進める予定です。
 4限の時間帯は空き時間です。教室で配布したプリントの残部を整理しておきました。木曜日のフランス語のクラスと火曜日・金曜日のフランス語のクラスとでは進度にずれが生じています。双方のテクストの表紙にポストイットを貼って進度を書き留めておくことにしました。(次回の授業で何をするかも簡単に書き込んでおくと便利ですね。)
 頭が草臥れてきました。5分ほどキャンパスを散歩してくることにしました。デジタルカメラを片手に提げて、3号館の周りを一回りしました。キャンパスでは午後の陽光がきらめいています。中庭では学生諸君がお喋りを楽しんでいます。スナップを何枚か撮って研究室に戻りました。
 5限の3年生のゼミでは鷲田清一先生の「<つながり>と<ぬくもり>」と題された文章を読んでみました。電車の中で熱心に携帯のメールをチェックしている人々に「つながっていたい」という感情の存在を先生は読み取っています。しかし、その背景には近代化が進んだために「自由な個人」となったはずの現代人一人一人が抱いている「寂しさ」があるのだと先生は論を展開します。自分の存在が「肯定されてある」という感情を抱くことができるためには何が必要なのか? さまざまな問い掛けを投げかけてくれる文章でした。