正門の前でトランポリン部の諸君と合流しました。

 明日の推薦入試のための準備作業が待っています。昼過ぎに家を出て大学に移動しました。埼玉スタジアム浦和レッズの試合が行われるためでしょうか。武蔵野線の車中は大変な混雑でした。東川口で乗客の半分ほどが降りてしまうと楽になりました。
 大学に着いて研究室で本を読みながら作業の開始時間を待ちました。30分ほど過ぎてから、N先生と二人で作業に着手しました。一時間ほどでノルマを片づけてしまいました。再び研究室に戻って読書の時間を持つことができました。
 宮崎かすみ著『百年後に漱石を読む』(トランスヴュー)や小森陽一著『漱石論』(岩波書店)を拾い読みしました。宮崎氏の本の第2章「エロスの変容」では『門』の宗助が無意識のうちに抱えているホモソーシャルな場へ回帰したいという願望が分析されています。宗助は安井から御米を奪うことで、安井との友情を失ったのでした。その友情への追慕の念がテクストの中に読み取れると言うのですね。それから坂井のような生のあり方への宗助の憧れも読み取れると言います。宮崎氏はそれをエロスをキーワードに分析しています。
 午後の6時には正門の前でトランポリン部の諸君と合流しました。実は今日は3年生の諸君の追い出しコンパなのです。5名ほどの学生諸君とお喋りしながら北越谷西口の黒田亭へと向かいました。今日のコンパの参加者は25名ほどです。なかなかの盛会です。
 待つうちに卒業生の諸君や練習を指導していただいているI先生もやってきました。I先生にお会いするのは2年ぶりぐらいでしょうか。近況をお互いに話しながら、再会を喜びました。乾杯のあとでお喋りが盛り上がりました。若い人のエネルギーが会場に充満している感じです。・・・3年生の諸君はここで現役を退くことになります。5名の3年生の諸君に後輩からプレゼントが贈られました。3年生の諸君から後輩に向けた言葉もいただきました。