西の空に強烈な夕日が照り映えていました。

 午前9時過ぎ頃から、書類の整理の作業に取り掛かりました。実を言うと、書きかけの講義録の種などの膨大な紙の束が紙袋に詰め込んであるのです。あらかたは「未定稿」のままに埋もれてしまった中途半端な草案ばかりなのです。けれども、なかなか思い切って捨ててしまう決心もつきません。今日はそれでも心を鬼にして「捨てて勝つ」の決心で「断捨離」に取り組みました。
 昼食を済ませた後は、家人も加わって居間のモノを見直しました。筆記用具などのコレクションも大変な量になっています。捨てずに買い足した結果が居間を狭くしているのに気付きました。思い切ってかなりの量のモノを処分しました。
 「Champs-Elysées」(シャンゼリゼ)という名前のシリーズのフランス語の教材があります。CDで配布されているものですが、私は助手のMさんにお願いしてカセットにダヴィングしてもらっていました。(今は余り聴かないので、ダヴィングは止めています。)この沢山のカセットも思い切って処分しました。
 捨てられるだけのモノを捨てて、駅の周辺まで散歩に出掛けました。本屋さんを覗いてみても、本を買う気にはなりません。単3の乾電池を切らしてしまったのを思い出して、K’sデンキで数本の乾電池だけを買い求めました。「要らないものを貯め込まない」生活がどこまで貫けるか、これは自分自身の問題だと思います。(駅のデッキから西の空を眺めたら、眼の痛くなるような強烈な夕日が照り映えていました。)