午後は「ヨーロッパの文学」の授業計画に取り掛かりました。

 軽い昼食を済ませました。午後は「ヨーロッパの文学」の授業計画に取り掛かりました。過去の講義録はWzエディターのアウトライン形式になっています。アウトラインの見出しを見ながら計画を練りました。結局、ジャック・プレヴェールの詩をいくつか読んでみることに落ち着きました。14ページほどの講義録をプリントアウトしてから、そこからの抜粋を作る形でハンドアウトもまとめておきました。
 朝からずっと作業を続けたので、午後の3時を回ると少々疲れてきました。浦和PARCOの8階にある「さいたま市立中央図書館」まで出掛けることにしました。ところが着いてみて落胆しました。書斎席も社会人席も一つの空きもなく満席なのですね。それどころか7階のSlouc Cafe(本当は最後のeにアクサンテギュが付きます。)も満席とあって閉口しました。唯一嬉しかったのはPARCOの古書市堀田善衛の『オリーブの樹の蔭に』(集英社)を入手できたことです。若いころに大好きで何度も読み直した本です。
 PARCOを一歩出ると、駅前広場には寒風が吹きすさんでいます。成人式の帰りなのでしょうか、振り袖姿の若い女性も大勢見掛けます。強風に晒されて何だか気の毒な感じでした。
 帰宅して一息ついてから『オリーブの樹の蔭に』の冒頭の部分を読み直してみました。堀田さんの独特の癖のある文体が私にとっては最高のご馳走なのですね。また『ゴヤ』の四部作なども読み直してみたくなりました。