卒業生のT君が研究室まで遊びに来てくれました。

 1限のフランス語のクラスではほら吹きのマリウスを主人公にした笑い話を前半だけ読みました。平明な文章なので学生諸君も何とか付いてきてくれます。文法項目としては最上級の表現や近接過去の表現などを学びました。今日はテクストを読むのに専念したので、DVDなどを観る時間はありませんでした。
 2限の時間帯は久し振りに「ランボー読書会」です。相棒のFさんとブリュネルのランボー研究書を一行ずつ読み進めていく作業です。今日はかなりのペースで読み進めることができて、読書会も大いに盛り上がりました。ブリュネルの研究書ばかり読むのではなく、時にはランボー自身のテクストに戻って当たってみたくもなります。
 3限のフランス語6では古いビデオ教材を見ながら「フランスへ、ようこそ」の第17章「自転車に乗って」を読み進めました。サイクリングに出掛けた4人の若者たちのコミカルなエピソードが語られます。
 午後の3時には卒業生のT君が研究室まで遊びに来てくれました。近況をお聞きしてから、私もT君も大好きな60年代のハードロックの話しで盛り上がりました。アイアンメイデンやジューダスプリーストなどのグループ名がぽんぽんと出てきました。
 5限の3年生のゼミでは筑摩書房の『ちくま評論選』の中から北田暁大氏の「みえない多文化都市」を読んでみました。「情報技術の発達は人間のコミュニケーションの形を変えた」とあるように、IT技術を介しての新しい人と人との関わりを考察する大変に面白い評論でした。(写真は出津橋の欄干に並ぶユリカモメたちです。)