放課後は研究室でアラゴンの詩集を読んで過ごしました。

 3限の「ヨーロッパの文学」ではアラン・ロブ=グリエの「作家生活入門」について話しました。ロブ=グリエの25回に渡る連続講演をFrance Cultureで聴いたのは何と7年半も昔の夏休みのことでした。毎日楽しみにReal Playerで音声を録音しました。そのデータをCDに焼いて繰り返して聴いたものでした。フィラーノートにメモを取って講義録に仕立て上げたのです。ひと夏のあいだ、毎日楽しい話が聴けて気分も高揚していた記憶があります。(平岡篤頼先生にいただいた学恩にも感謝しなければなりません。)
 ロブ=グリエの話しの後に、多少の時間が余ったので、クラウド・コンピューティング活用の話を追加しておきました。こちらは「総合講座6」のスライドの使い回しです。私が利用しているEvernoteDropboxをぜひ学生諸君にも活用して欲しいと思ったからです。最後に学生諸君に授業評価のアンケートに答えてもらいました。
 放課後は研究室でアラゴンの詩集を読んで過ごしました。これから春休みに掛けて、少々インプットを増やしてやろうと考えているのです。とは言え今日は「独り勉強会」の第1回です。余り無理はせずに早めに切り上げました。
 5時過ぎに帰路に着きました。夕日が素晴らしい美しさです。正門を出たところで元荒川の風景をデジタルカメラに納めていました。そこへ教育学部数学専修のS先生が通り掛かりました。実は先生も武蔵野線を通勤に使っています。お喋りを楽しみながら先生の下車する東浦和までご一緒しました。・・・帰宅してからアラゴン関連のテクストをスキャンして過ごしました。「読んでココ」のバグを取る作業はまた後日に回しました。(写真は元荒川の落日の風景です。吉田拓郎さんの「落陽」を思い出しました。)