Fさんと二人で恒例の「ランボー読書会」を楽しみました。

takuzemi2011-01-28

 雲一つない青空が広がっています。ところが風は冷たくて、空気も芯から冷え込んでいます。新越谷の駅で電車を待つ内に、両の手がかじかんでしまいました。北越谷に着いて、手袋を買おうと思い立ちました。セブンイレブンに寄ってみたのですが、残念ながら普通のタイプの手袋は売り切れになっていました。コートのポケットに手を突っ込んで大学まで移動しました。
 1限は今年最後のフランス語の授業です。今日も楽しいコントを読みました。マルセイユの港を舞台にした笑い話の後半を読み上げました。船乗りのマリウスはほら吹きです。ところが自分の吹いたほらを忘れてしまいます。挙げ句に人から聞いた自分のほらを信じ込んで大騒ぎするという展開です。楽しいテクストでした。文法項目としては関係代名詞qui, que、そして間接目的代名詞を学びました。
 2限は相棒のFさんと二人で恒例の「ランボー読書会」を楽しみました。今日はかなりのペースでブリュネルのランボー研究書のコピーを読み進めることができました。読書会が終わってから、Fさんとお喋りを楽しみました。Fさんは今、18世紀の贋作詩人トマス・チャタトンに関心を抱いて色々と調べていると言います。古英語を学んで、自分の作品も古英語で書いたのだそうです。Fさんが帰ってから、インターネットで調べてみました。ラファエル前派のヘンリー・ウォリスがトマス・チャタトンの自殺した姿を描いているのを見つけました。この絵の人なら知っています。「ああ? 君だったのか?」と声を出してしまいました。