地味ですが手抜きのできない「片付け仕事」なのですね。

 昼休みには4年ゼミ生のH君が研究室にやって来ました。2月の下旬にパリに旅行に出掛ける予定だと言います。初めての海外旅行だとのことで、少々心配そうな面持ちです。旅行のためのアドバイスを求めてやって来たのでした。パスポートの管理の方法などについて色々とお喋りしました。観光客が被害にあうこともあるモンマルトル界隈で注意することもお話ししました。以前パリに行ったときに残してきたユーロが少々出てきました。餞別に持っていってもらうことにしました。
 午後は教育学部のフランス語の試験の採点作業を片付けました。全部で5問あるので1問ずつ採点していきました。答案用紙の右端の余白に1問ずつの得点を書き並べて行きます。最後に合計して出来上がりです。「困難は分割せよ」という方式ですね。ところで教員にとっての採点の作業とは主婦にとっての掃除や洗濯みたいなものなのかも知れません。地味ですが手抜きのできない「片付け仕事」なのですね。
 そんな「片付け仕事」をもう一つ片付けました。明日のゼミ発表会の資料のコピー作業です。準備室のコピー機を借りて機械的に作業すればそれで終りです。・・・夕方にはK歯科の予約が入っています。早めに帰路に着きました。K歯科の治療が終って帰宅すると夜の7時を回っています。家人や子供たちは節分の「恵方巻」を食べて縁起をかついでいます。ご飯が御法度の私はうらやましく見守りました。(元荒川の風景が美しく感じられます。今日も川面に映る対岸の木々の倒立像に見取れてしまいました。)