「百観音温泉」のお湯のパワーには圧倒されました。

 11時48分の快速で大宮に移動しました。大宮で宇都宮行きの東北本線に乗り換えて東鷲宮に向かいました。車中ではiPhoneの「i文庫」で漱石の『三四郎』を読んで過ごしました。東鷲宮で下車して、駅の売店で「百観音温泉」までの道を教えてもらいました。
 駅前のロータリーを出て、国道を100mほど進むと、すぐに「百観音温泉」が見えてきました。温泉に入る前に観音様への参詣を済ませておきました。
 「百観音温泉」は豪華な施設でも洒落た施設でもありません。本当に鄙びた田舎の温泉だという第一印象です。ところが湯に入って驚きました。「湯力」とでも言うのでしょうか、温泉の湯のマジカル・パワーが何ともただごとではないのですね。薬効についてはインターネットなどで調べていただければ良いと思います。個人的な感想ですが、埼玉県内の温泉の中では一番パワーフルな湯だと感じました。
 内湯、露天と全ての湯に入って楽しみました。それから二階の食堂に移動しました。モツの煮込みと焼酎をいただいて、一時間ほど茫洋として過ごしました。これは私にとって貴重な時間となりました。
 食堂で一休みしてから、再び温泉に入りました。露天に入ると青空が大きく広がっています。ともあれ、このお湯は素晴らしい。独特の時間を過ごすことができました。
 夕方には東鷲宮から帰宅しました。夕暮れの時間を利用して、駅前のQB−HOUSEで散髪を済ませることもできました。