Tさんと2時間ほども楽しいお喋りをして過ごしてしまいました。

 昼食を済ませてから、大学図書館まで出掛けました。先ずは新刊書のコーナーを物色します。石川輝吉著『ニーチェはこう考えた』(ちくまプリマー新書)が面白そうです。借りておくことにしました。地下の図書室にも降りてみました。PCルームには大勢の学生諸君が集まっています。思い思いに調べごとや作業と取り組んでいるのでしょう。書架の間を行き来して、追加の本を2冊ほど借りることにしました。
 図書館から研究室に戻りました。しばらく本を読んで過ごしました。France Cultureのライブを聴きながらの作業です。するとドアの向こうでノックの音が聞こえました。「どうぞ」と返事をすると、人間科学部のTさんが現れました。Tさんは私が貸していたブノワ・マジメル主演の『王は踊る』を返しにきてくれたのでした。
 Tさんは以前、私のフランス語のクラスに出ていた人です。心理学を専攻しているのです。卒論のデータとするために私の「ヨーロッパの文学」の講義でアンケートを打ったのでした。その卒論も今日は持ってきてくれたのですね。なかなか良くまとまっています。Tさんと2時間ほども楽しいお喋りをして過ごしてしまいました。(Tさんは4月からは筑波大学の大学院に進学して勉強を続けるとのことです。大いに頑張ってください。)
 卒業をひかえたI君も近況を報告しに来てくれました。千葉の方の小学校で教員となるとのことです。私が教育実習委員を務めていたころに、I君たちを連れて「先生の助手体験プログラム」でどこかの小学校を訪問したことを覚えています。大学の4年間もあっと言う間に過ぎ去るものなのですね。(今日の写真は元荒川の夕景です。実は数日前に撮影したものです。)