私立S高校まで出前授業に出掛けることになりました。

 6月24日に私立S高校まで出前授業に出掛けることになりました。外国文学・外国語系の授業を依頼されています。良く「フランス語の初歩」とか「プレヴェールの詩の紹介」などのテーマで出前を行ってきました。ところが今回は新作を用意してみたくなりました。そこでサン=テグジュペリの『星の王子さま』について話してみようという気になりました。2週間後にデッドラインを定めて、ハンドアウトを固めていかねばなりません。稲垣先生の本とマリーズ・ブリュモンの『『星の王子さま』を読む人のために』の2冊が大いに役に立ってくれそうです。
 午後の空き時間には「『星の王子さま』を読んでみよう。」と題したクリアファイルを一つ立てておきました。2週間ほどの間にデータを沢山投げ込まなければなりません。それから今週の文学と来週の演劇論のハンドアウトにも目を通しました。明日の文学では漱石の女性像と絡ませて、本郷文化圏に出没する男たちのホモソーシャルな関係を語ってみようと思っています。
 今日のWebを利用しての調べごとはなかなか捗りました。「ホモソーシャル」「漱石 女性嫌悪」「欲望の三角形」・・・などなどと思いついたキーワードを次々にGoogleに打ち込んで調べていきます。ほとんど一人で連想ゲームを楽しんでいるような具合です。面白そうなキーワードはKOKUYOのCampus Noteにも書き込んでおきました。
 それにしても「ホモソーシャル」などというキーワードを調べていると、男って面倒くさいなと思ってしまいます。それに比べれば女性の関係性の豊かさは羨ましくなりますね。女たちは広場へと、あるいは井戸端会議へと昂然と顔を上げて出掛けていくのですね。我が家の家人が毎日、近所のプールへと楽しみに出掛けていくように。・・・こうしたコミュニケーション能力の高さは女性の方が勝ちだと思ってしまいます。(写真は3号館7階のベランダにあるO先生の「花壇」です。いつも花々が楽しませてくれます。)