『異界を旅する能』を片手に和室で横になって過ごしました。

takuzemi2011-06-13

 先週は職場の健康診断の結果が戻ってきました。実は一カ所軽い異常が認められます。そこでホームドクターのK医師に相談することにしました。L内科クリニックは開院30分前から受け付けが始まります。9時5分前に医院の前に出掛けました。順番待ちの患者の方がもうお二人並んでいます。私も3番目に並んで受け付けが始まるのを待ちました。
 受け付けを済ませて、いったん帰宅しました。K医師に見てもらう健康診断のデータを用意しておきました。待合室で読む本は安田登著『異界を旅する能』(ちくま文庫)と決めました。著者はワキ方能楽師です。独特の視力を備えた方だということが本の始めの部分を読んだだけでも良く分かります。
 待合室で30分ほど待たされて順番が来ました。K医師に診察していただきました。心配していた症状に関しては、2週間ほど炎症を抑える薬を飲んでから再検査することに決まりました。気掛かりな一件が確定していくのが嬉しいですね。
 昼食を済ませた後で、猛烈な睡魔に襲われました。『異界を旅する能』を片手に和室で横になって過ごしました。しばらくするうちに熟睡してしまったようです。目が醒めたら午後の3時になっていました。午睡を取るのは本当に久し振りのことです。目が醒めた後も時間の関節が外れたような奇妙な感覚が付きまといました。頭をすっきりさせるために駅の周辺まで散歩に出掛けることにしました。