「ねえ、君、川のある町に住みたいと思っているのさ」

takuzemi2011-06-14

 講義のハンドアウトの原案や議事録などを放り込んだクリアファイルがどんどんと分厚くなっていきます。朝は少々ファイルの中身を整理しました。まだ「片が付いていない」書類も少なくありません。断捨離するわけにもいきません。やむを得ずその負荷を担い続けねばならないわけですね。「一切を放下し尽くして」執着を去る境地にはなかなか辿り着けません。
 朝の9時には生涯学習センター長のK先生からのメールが入りました。秋学期に湘南キャンパスでの総合講座に飛び入りで一回だけ参加してほしいとの依頼です。テーマは「五感」と決まっているようです。「五感」をキーワードに漱石を読んでみても面白そうです。『門』などは格好のテクストとなることでしょう。あるいは『星の王子さま』を「五感」を切り口に読んでみても色々の発見がありそうですね。
 9時過ぎには荷物を点検して家を出ました。かなり湿度の高い、ムッとするような天気です。車中でも本を読みながら北越谷に移動しました。元荒川沿いの道を歩いていると、少しばかり解放感を感じることができます。井上陽水の歌の一節に「ねえ、君、川のある町に住みたいと思っているのさ」という言葉があったのを思い出しました。余り正確ではないかも知れません。)
 大学に着いて先日出掛けた2カ所の研究授業の報告書を点検しました。中身は大丈夫そうです。教育支援課に提出しておきました。木曜日の「文学」のハンドアウトも確定させて、助手のMさんに印刷をお願いしておきました。明日の基礎演習はワークシートなしで行けそうです。お昼前には学生食堂に移動しました。漫画の『明暗』を読みながら、天麩羅蕎麦をいただきました。