エリザベス女王を例に取り、「劇場国家」のかたちを考えてみました。

 午後になって気温がどんどんと上昇してきました。1時からは演劇論の授業です。今日はエリザベス女王を例に取り、「劇場国家」のかたちを考えてみました。この時代の君主たちはエリザベス女王にしろルイ14世にしろ「見る」だけでなく「見せる」というベクトルを国家の運営に利用した存在なのでした。そのための装置として演劇的なものもフルに利用されました。劇的なメタファーの中で女王が「月の女神ダイアナ」や「アーサー王」と同列のものと考えられていくプロセスを学びました。
 4限の4年生のゼミは集まりが良くありません。発表予定者のH君はデータをUSBメモリーの中に置き忘れてきてしまったと言います。Sさんはリクルート・スーツの出で立ちです。これから面接に出掛けるのだと言います。教育実習から帰ったばかりのT君は久し振りの出席です。他のゼミ生の諸君も就職活動などで忙しい日々を送っているのでしょうか。今日はA4の紙にゼミ生諸君の近況を書いてもらって早めに終了としました。
 来週の演劇論のハンドアウトをどうしようかと考えました。「カーニバル」をキーワードに授業を展開するのも面白そうです。しばらく、このキーワードを巡ってブレーンストーミングをして過ごしました。荷物を点検して早めに帰路に着きました。・・・帰り道の途中で新越谷のVARIEの旭屋書店に立ち寄りました。iPadの勉強を始めたいものだと思っています。美崎栄一郎著『iPadバカ』(アスコム)のネーミングの奇抜さに惹かれました。買い求めることにしました。帰路の車中で冒頭の部分を読みました。なかなか面白そうです。(今日の一枚は大学の近くの駐車場に咲いていた花の映像です。かなりピンぼけになってしまいました。)