書斎で今日の3限の「文学」のハンドアウトを見直しました。

takuzemi2011-07-07

 昨日の5限には教育学部向けの語学選択のためのオリエンテーションが716階段教室で開催されました。私もフランス語の楽しさをアピールするために参加しました。先ずは教育学部の教務委員長F先生からオリエンテーションの趣旨の説明がありました。それから、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、コリア語の順番で担当の教員からの説明がありました。長い一日でした。
 昨夜は武蔵浦和まで帰って駅の改札を出たら、プールから帰る途中の家人と出くわしました。「ちょっとカフェで一休みしてから帰るよ」と家人に告げて、御法度のビールを一杯いただいて帰ることにしました。カフェのテーブルでノートを広げて明日の日次のレビューを済ませてしまうと、あとは帰宅してからGoogleカレンダーRemember The Milkに書き込むだけなので簡単です。風邪でダウンしていた数日間は日次のレビューすらできなくて不全感が残りました。頭の中の気に掛かることを全て書き出すと、頭の中がなんともすっきりするようです。
 朝は書斎で今日の3限の「文学」のハンドアウトを見直しました。伊豆利彦さんの「『行人』論の前提」(『漱石作品論集成【第九巻】行人』(桜楓社)を紹介するものです。『行人』は従来、近代知識人の悩みを抱えた一郎を主人公として読まれてきました。ところが伊豆さんは「一郎を中心とした読解を脱構築すべきだ」と主張しています。そこから次郎とお直との心の交流が浮かび上がってくると言うのです。何だか切なくなってしまうような、しんみり心に沁みてくる論文なのですね。