今日は夏目漱石の『こころ』について話しました。

 昼休みのうちに学食の二階に出かけてみました。Dragon Dictationの警告メッセージは出ないのですが、周りの学生諸君の声がなんとも賑やかすぎます。さすがに、もう少し静かな環境でないと音声変換は無理かと断念しました。学生諸君の集まるピークが収まる午後の3時過ぎあたりが狙い目かも知れません。
 午後の1時からの3限は文学の講義です。今日は夏目漱石の『こころ』について話しました。 ハンドアウトは松本寛さんの『漱石の実験』からの抜き書きを利用させていただきました。「自分の世界」に閉じこもっていた「先生」が「青年」の求愛に答えて「他人の世界」を受容する物語りとして『こころ』を読み解いています。私は大変に気に入っている読解です。残り30分ほどでDVDの『こころ』を見てみました。かなり古めかしい印象のする画面です。学生諸君の受けがどうだったのかは判然としません。授業修了後は村上春樹のファンの人間科学部のT君と立ち話をして過ごしました。
 文学の授業を終えて研究室に戻りました。一休みしてから、学内某所で粛々と単純作業と取り組みました。2時間ほどの集中で自分で決めたノルマを何とか片付けました。明日も同じ仕事が予定に入っています。疲れる仕事です。
 帰路は新越谷の旭屋書店に立ち寄りました。文庫本のコーナーを見ていたら吉田敦彦先生の『オイディプスの謎』(講談社学術文庫)が目に留まりました。大変に面白そうです。買い求めて武蔵野線の駅に移動しました。武蔵浦和に着いてからカフェプレーゴで一休みして帰りました。(今日のブログの種は70パーセントほどDragon Dictationでまとめてみました。音声入力の割合が増えてくれそうな予感があります。写真の方は出津橋のたもとの赤目柳の枝振りです。)