iBooks用のフォーマットの「ブック」を作るのに成功しました。

 今日の演劇論はオスカー・ワイルドの『サロメ』について語りました。なかなかにスキャンダラスな作品です。これを映画化したケン・ラッセルの『サロメの最後のダンス』がまたまたスキャンダラスな映画です。ハンドアウトを読み終わってから、映画のさわりを30分だけ見ておきました。
 ワイルドの作品は「規範的なもの」と「混沌としたもの」という対立で読み解くと分かりやすいのかも知れません。ギリシャ語で言うと「ノモス」と「カオス」の対立と言えるでしょうか。観客に対するサロメの呼びかけは「あなたがたも規範的な場所から出て、混沌とした私のところに来てごらん」というメッセージでしょうか。全ての演劇的なものには同様なメッセージがあるようにも思われます。
 午後の4限の4年生のゼミではT君が神話についての発表をしました。まだ概論と言った感じです。何か一つのテーマを決めて、突っ込んでいくテーマを決める必要がありそうです。今日は秋のゼミ合宿の予定なども少々詰めておきました。3年ゼミ生の諸君とも合同のゼミ旅行になりそうです。
 昨日は初めてiPhoneiPad用のアプリであるiBooks用のフォーマットの「ブック」を作るのに成功しました。自分の長い長いアイデアメモや最新作の論文をiBooksの書籍にすることができたのです。帰路の車中ではiPhoneでアイデアメモの「三行革命」の「ブック」を読んで過ごしました。なかなかまったりしますね。(元荒川の水量も大幅に増えているような印象です。今日は台風6号を前にした河川敷の写真をアップしましょう。)