家に着いたら家人が「あなた! 出てきたわよ!」と言います。

 午後の1時からは学科の会議、2時40分からは教授会と会議が延々と続きました。議題も満載です。ノートにメモを取りながら真面目に長い会議を乗り切りました。午後の6時過ぎには雨の中を帰路に着きました。元荒川の水も大変な増水をしています。出津橋を渡っていたら後ろから中文科のU先生に声を掛けられました。U先生は帰り道が私と同じ方向です。東武線、武蔵野線と乗り継いで、お喋りを楽しみながらご一緒しました。
 家に着いたら家人が「あなた! 出てきたわよ!」と言います。二週間ほど前から探していたPelikanの万年筆とMONTBLANCの二本の万年筆がまとめて出てきたのです。引き出しの奥のテーブルクロスの下に隠されていたのでした。とりわけPelikanの万年筆は拓殖大学の非常勤講師を辞めたときに記念品としていただいたもので、私にとっては大切な想い出の品なのですね。明日は三本の万年筆をゆっくりとメンテナンスして、再び使ってみることにしました。
 今日も本を一冊作ってみることにしました。フリーソフトのSigilを使ってテキストファイルをEPUBの形式に変換するだけの作業です。今日選んだのは「文学」の長い長い講義録集成です。メタ情報を書き込む方法もネットで調べて覚えています。なかなか良い一冊となりました。やはりiPhoneでは物足りないですね。本を読むにはiPad2の広い画面が欲しくなります。(写真は増水した元荒川の光景です。水の力に怖いものを感じてしまいます。)