私は完全に口述筆記の快楽に目覚めてしまったのです。

 iPhoneiPad2でDragon Dictationを使い始めてから文章を書くという作業に大きな変化が生じました。私は完全に口述筆記の快楽に目覚めてしまったのです。しかも変換の精度が高いことにも驚きます。「新越谷の旭屋書店」が一発で変換されるのだから感心します。講義用のメモを作る作業にも使えないかと考えて色々と試してみている最中です。
 講義録の種のためののメモを長いテキストファイルにするのはいつもの流儀です。けれどもそれだけで充分ではないようにも感じています。名著『知的生産の技術』(岩波新書)を書いた梅棹忠夫先生は「京大式カードは常に繰ってみなければならない」と喝破しました。大事なデータは常に見直すことで活性化されるのでしょうね。長いファイルを単位ごとににカットしてEvernoteに貼り付けたらどうでしょうか。梅棹先生の京大式カードのように通覧性の良いノートができるはずです。
 猛烈な暑さのためでしょうか。 iPhoneのデフォルトのアプリの一つである「メモ」がフリーズしてしまいました。どこをタップしても少しも動きません。困ってしまいました。山崎潤一郎さんの『iPhone仕事活用術』(ソシム)を引っ張り出して対策を練りました。 「iPhoneで困ったときにまずやること」と言う補足が最終章についているのですね。書いてある通りにやったら無事に復旧しました。山崎さん、ありがとうございました。(写真は元荒川の河川敷のヒマワリです。後ろに聳えるのは文教大学の3号館です。暑い暑い日でした。)