明暗のコントラストが強烈な午後になっていました。

 一昨日にはゼミ旅行の計画を通知するためにゼミ生の諸君にメールを送りました。ところが返信の来ないものが数名いるので困りました。名簿に当たりながら電話で確認をとるのですが、留守番電話のものがほとんどです。旅行参加者の最終的な人数が確定しないという状態がしばらく続きそうです。
 午後は夏目漱石の文庫本を何冊か引っ張り出して、あれこれと調べながら読んで楽しみました。拡散的な読書ですので、あまり細かい分析はしません。むしろアイデアを醸すような方向でゆっくりと読書を楽しみました。緩やかな読書とでもいうのでしょうか。漱石だって探偵のような目で自分の作品を読まれるのは嬉しくないはずです。
 午後は駅前の須原屋書店まで出かけました。またまたiPad 2の解説本を買ってしまいました。外に出かけてみると明暗のコントラストが強烈な午後になっていました。強烈な日差しが照りつけるのですが、日陰は深い闇の中に静まっている感じです。
 夕方には居間のロッキングチェアに座って、ベランダの向こうの青空を眺めて過ごしました。青空と白い雲との対照が絶妙の感じです。吹き抜ける風に身を任せていると、すっかり受動的な人間になっておりました。時には何もせずに立ち止まる時間も必要なのかなと思いました。老子の「無為」という言葉も思い出しました。(写真は武蔵浦和駅の高架の風景です。背景の空の青と雲の白のコントラストが見事です。)