大学図書館の熱心な利用者というものが存在するのですね。

 ゼミ生の皆さんからメールで送られてきたゼミ合宿用のレジュメをファイルしてバックパックに詰め込みました。研究室に置いてあるHP200LX用の電池も詰め込みました。午後の1時前には家を出て大学に移動しました。武蔵野線の車中では新書版の本を読んで過ごしました。
 研究室について、まずはHP200LXの電池を交換しました。クラウン仏和辞典、仏教辞典、歳時記などさまざまの辞典類が詰まっています。使ってやらないと気の毒ですね。次には学生諸君の発表会用のレジュメのコピーを取っておきました。ゼミ旅行の日程も近づいてきています。台風の動きが気に掛かります。
 長谷川郁夫さんの堀口大学の評伝 ( 長谷川郁夫著『堀口大学 詩は一生の長い道』 )を研究室で読んで過ごしました。大学の幼かった頃のエピソードです。小学校の音楽の教師K先生に「形而下的を」に恋をしたという話にいたく感心してしまいました。(実はクスクス笑いをしながら読んだのでした。)
 キャンパスを横切って図書館に移動しました。仲良しの人間科学部のO先生とお会いして、しばらく立ち話を楽しみました。先生は研究室に閉じこもっているのがイヤになって、第二グランドと第三グランドを見物しに行ってきたといいます。第三グランドまでは徒歩だと片道で20分ほども掛かるでしょうか。立派な散歩ですね。
 図書館の地下の閲覧席でラルフ•イーザウ著『暁の円卓 暗黒の歳月•前編』(長崎出版)を一時間ほど読んで楽しみました。大学図書館の熱心な利用者というものが存在するのですね。勉強が大好きな人たちです。机にしがみついて熱心にノートを取っているので良く分かりますね。(写真は昨日の元荒川の風景です。今日はどんよりと曇ってしまったので傑作が撮れませんでした。)