上手くいかなかった授業についてのお喋りを楽しみました。

takuzemi2011-09-10

 昨日の朝は慌ただしく荷物をバックパックに詰め込みました。9時過ぎには家を出て武蔵野線に乗り込みました。車内には空席がないので立ったままの移動となりました。車窓からの風景を眺めていたら、ふと情報系の授業で語りたいテーマを思いつきました。私のブログが書き終わるまでのプロセスを学生諸君に紹介したら面白かろうと思ったのです。胸ポケットからメモ帳代わりの紙を取り出して15項目ほどの箇条書きを走り書きしておきました。
 研究室についてさっそくコンピュータを起動しました。電車の中で作った箇条書きのメモを親指シフトのキーボードから打ち込んでいきます。画像と組み合わせてパワーポイントのスライドを作れば30分ほどの授業になりそうな量のテキストが仕上がりました。取りあえずEvernoteに貼り付けて一工程の仕事を終えました。
 10時30分からは相棒のFさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。今日もブリュネルの研究書を読み進めていきました。コリン•ウィルソンの言う「原罪」についての脱線なども交えて夢中の90分を過ごしました。Fさんも私もそろそろ秋学期の授業が始まります。上手くいかなかった授業に対する後悔の念や不全感といったものについてもお喋りを楽しみました。Fさんはアウエルバッファの『ミメーシス』やロバート•ヒューズの『西洋絵画に見る天国と地獄』を読んで秋の授業の仕込みをしているようです。大変な勉強家ですね。